入学前は好きなことの種だけがあって、かたちにする方法を知らなかった学生たち。佐藤さんも入学前は「絵も上手くないし、何も武器がない」と焦っていたという。
そんな彼がどのように変化していったのか、セイカで見つけた新たな企みを語ってもらった。
※掲載内容は取材時のものです
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映像を学べる学校を調べてたんですが、セイカは姉が卒業生でどんな学校か知ってるし、すぐに馴染めそうだなと思ってました。
母は「電車の車窓から見える景色が綺麗だからセイカにしたら?」って。「そんな理由で決めていいん?」って感じですよね(笑)。
今ではすっかりカメラオタクなんですが、最初にカメラを手にしたのは受験を終えた高3の冬。何か武器がないと困るかもって急に怖くなり、お年玉で安い一眼レフカメラを買って写真を撮りはじめました。
入学後は映像にハマって、最近は仕事としてライブ映像の撮影を依頼されることも増えました。
ライブ以外ではミュージックビデオを中心に実写映像を制作してます。意識してるのは、自分が綺麗だと思うショットしか使わないこと。
光の入り方にこだわった優しい雰囲気の映像が好きで、いいショットが撮れた時にはモニターを見ながら脳汁が出まくってます(笑)。
自然が溢れる裏山とか雰囲気のある明窓館のカフェとか、セイカにはいい撮影スポットがいっぱいあるんですよ。それに考え方や強みが異なる仲間もいる。
いい作品をつくるためには、頼れるところは頼って、自分が得意な撮影に突出していくのもありなんだなって2年次の映像基礎実習で学びました。
前にゼミの先生から言われた「とことん詰めろ」っていう言葉が頭に残ってて。見えない範囲まで登場人物の人物像を細かく考えることで、映像全体の仕上がりも変わってくるんですよね。
だから、卒業制作ではとことん詰めて、自分の作品だと胸を張れるショートムービーをかたちにしたいです。