メディア表現学部の学生は、最初から目標がハッキリしていた人ばかりではない。端さんも「新しい学部で自由な雰囲気が気になって入学を決めたけど、将来は予想できない状態だった」と言う。そんな端さんが今どんな大学生活を過ごし、どんな企みをもっているのか語ってもらった。
※掲載内容は取材時のものです
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もともとゲームとか映像作品が好きで、自分でもつくってみたいなって思ってメディア表現学部に入りました。
今は部活と授業、趣味のものづくりを楽しんでます。部活はVR部に入ってて、作品づくりや3Dモデルの制作をしたり、VRChatで遊んだりしてます。
これからはゼミでPCゲームの制作をしていきたいなって思ってます。以前、授業の課題で「ヘンケン王」という第一印象で決めつけを言い合う内容のカードゲームをつくったことがあるんですが、
完成後にゲームのルール設定に難が見つかったりして、最初の制作体験としてはいい勉強になりました。
授業でも「常識を一旦忘れる」みたいな課題がよく出るんですけど、その視点は結構役立ちます。
ありそうでないゲームって常識の範囲内ではなかなか思いつかないんですよね。私も最近、思いついたアイデアをメモすることを習慣化してて、通学中に書き留めたアイデアを試したりしてます。
それに、授業ではたくさん作品を見られるんですよ。例えば、カメラに薬剤をかけて壊れていく過程を延々と映し出した映像とか(笑)。
YouTubeでも自分のおすすめには絶対に表示されないような斬新な作品ですが、新しい表現を知る機会になって面白いです。
ゲームはつくっていきたいんですけど、思いつきで工作するのも好きで、粘土でフィギュアをつくってみたりもしてます。
今年初めてセイカの卒展を見に行ったんですが、想像以上に自由でびっくりしました。私もアナログでもデジタルでも自由につくりたいものをつくっていきたいなって思ってます。