セイカの学生は、趣味も多種多様。一見すると専攻とは関係ないように思えるけれど、実は学びや学校生活が大きく関わっていて、みんな何かを企んでいる。滝澤さんも研究と趣味に没頭する学生のひとり。そんな彼女がセイカで見つけた新しい趣味と企みとは?
もともと自分は頭脳を使う方が向いてて、「感性」とか「感覚」とか苦手なタイプだと思ってて。だからこそ、体力がある学生のうちに芸術を学んでおきたかったんですよね。
特にサウンドスケープに興味があったので、小松正史先生のゼミに入りたくてセイカを選びました。
今は目標通り小松先生のゼミに入ることができて、ショッピングモールの音について研究してます。
卒業研究では研究対象をひとつに絞り込み、音環境や音の感じ方を調査したいので、趣味の一人旅で地方へ行くとショッピングモールに立ち寄ってデータを収集したりもしてます。
一人旅では結構無茶なスケジュールで飛び回ってます。難波から近鉄で志摩スペイン村へ行き、翌日名古屋から新幹線で静岡に。
静岡からバスで箱根へ行って電車で新宿まで。帰りは新宿から夜行バスに乗って帰ってくる…みたいな(笑)。移動手段や面白いルートを考えるのは私にとっての企みですね。
旅の目的はセイカのプログラムだったり、推し活だったり、博物館や美術館の気になる展示だったり色々。
カメラの練習をしたくて、セイカのICTセンターで機材を借りて愛知まで行ったこともあります。手芸も旅も情報収集と段取りが命。授業で培った計画性が活きてますね。
もうひとつの趣味は手芸。セイカで過ごすうちに周囲から刺激を受けて、意外と物理的なものづくりも好きみたいだと気づきました。
独学でコスプレの衣装をつくりはじめたら、「自作沼」にズブズブ落ちていきました(笑)。それに、メディア表現を学んだことで、コスプレを通して実物や写真で表現する意味を考えるようになりましたね。
研究も趣味も目的に対して色んなアプローチや表現があって面白いし、その一つひとつが企みなんだと思います。
将来は仕事もしたいし、勉強と趣味も続けたい。一人旅で収集してきた図録と手芸の材料が今部屋に山積みになってるので、床の抜けない丈夫で広めの物件に住むのも将来の目標ですね(笑)。