音

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映像作品に欠かせない効果音がフォーリーサウンド。足音や衣擦れの音、雨音などシーンに合った音をつくり、録音し、編集する。そんなフォーリーサウンドに魅せられた松本さんが音で表現しようとしている企みとは?

例えば、お皿にフォークを置くっていうだけでも、冷静に置くのと怒りに任せて置くのとでは全然音が違ってきますよね。
だから、フォーリーサウンドのデザイナーさんはキャラクターになりきって芝居をするつもりで音をつくるんだそうです。

それを聞いて「感情や状況を伝えるお芝居の要素もあるなんて面白そう!」と思ってからは、映像作品を観ても効果音ばかり気になるようになっちゃいました。
今、私のパソコンには「小川」「小雨」「落ち葉」「砂利道」みたいなフォルダ名が並んでます。

どれも散歩しながら無心で集めた音が入ってて、聞き返すとそのときの風景とか状況、感情を思い出すんです。
私にとって音集めは日記のようなものなのかもしれません。今は自分の中だけで楽しんでますが、これからの課題は音を使って伝えていくこと。

私は喋るのが得意じゃないし、言語化も苦手。だから、伝えることは苦手の克服みたいな感じなんです。
入学後にはじめたアルバイトで言葉でのコミュニケーションは克服してきたんですけど、言葉以外のコミュニケーションもできたらなって。

そこで今、企んでるのは音だけで喜怒哀楽を伝えること。卒業制作ではオーディオドラマを制作する予定です。
視覚情報はもちろん、セリフも音楽も排除して、音だけでストーリーや登場人物の感情を表現したい。
それが伝わったとき、私のコミュニケーションへの苦手意識も消えるのかなって思ってます。

OTHRES